top of page

都営三田線

 都営三田線(通称6号線)は、板橋区の北西部に位置する西高島平から志村界隈、新板橋、巣鴨、春日、大手町、三田を通り、白金高輪からは東京メトロ(旧 営団)南北線と線路を共有した上で目黒までを結んでいる、都内を逆C字形を描くように走る路線です。
 1968年に巣鴨-志村(今の高島平)間が開通したのが始まりで、そこから順次延伸をし、1976年に三田-西高島平間が開業、その2年後に6号線から三田線に改名されました。2000年に目黒までが開通し、同時に東急目黒線と相互乗り入れを開始。この目黒まで延伸するまでは、三田線の起点は未成線に終わった泉岳寺となっていました(現在は目黒が起点ですが、当初は三田から先は五反田まで浅草線と並走する計画もありました)。また、白金高輪―目黒間は線路・設備を東京メトロが管轄している為、駅構造やサインシステムは完全に同社の仕様であり、まるでメトロ南北線に三田線車両が乗り入れているようにも感じ取れます。
 三田線は元々東武東上線と東急田園都市線と相互乗り入れを実施する計画があった上で建設が開始され、その途中で東武は営団有楽町線、東急は半蔵門線と乗り入れることとして計画が変更され、両社との直通運転の計画がいずれも立ち消えとなり、結果として工事が進んでいた高島平―三田間を双方と直通しないまま開業しました。なお、志村三丁目から西高島平間は地上かつ高架区間であり、高島平までは建設ルートの計画が何度も変更されたため、カーブが連続しています。
車両基地はこの地上区間、西台ー高島平に存在し、その一部が住宅マンションの真下に設けられています。

 そして2023年には東急目黒線の日吉から新横浜、さらに相鉄新横浜線に入り、相鉄線の海老名および湘南台まで直通運転を開始しました。それも昼間の海老名まで直通するダイヤは、三田線が日比谷や大手町など利用客の多い地域を通るためか全て南北線ではなくこちらに直通しています。それに先立ち、一部の車両が8両編成に更新されています。

bottom of page